シリアル-IPコンバーター
IPネットワークまたはインターネット経由でシリアルデバイスに接続
シリアル-IPコンバーターは、IPネットワークやインターネットを介したシリアルデバイスのリモートアクセスや、制御、管理を可能にするハードウェアデバイスです。これらはRS232や、RS422、RS485ポートからの非同期シリアルデータをTCP/IPまたはUDPパケットに変換するために使用され、ローカルでシリアルポートに直接ケーブル接続しているかのように、イーサネットを介した本格的なシリアル通信を実現します。これは、オペレーティングシステムや独自プロトコルに依存しないクライアントアクセスが必要なM2M通信に最適です。
シリアル-IPコンバーターは通常、片側に1つ以上のシリアルポートがあり、もう片側には物理的な有線10/100/1000イーサネットまたは無線(LTEまたは無線LAN) ネットワークインターフェイスがあります。シリアル-IPコンバーターの中には非常に単純なデバイスもありますが、ネットワークデータの転送やネットワーク機器へのアクセスを確実に保護するため、高度なセキュリティ機能や、データ暗号化、ユーザー認証機能を備えたものをお勧めします。
IOLAN シリアル-IPコンバーター
Perleは、デバイスサーバーや、ターミナルサーバー、コンソールサーバーなど、シリアルからIPへの変換プロジェクトの仕様に合わせて複数のフォームファクターを提供しています。どのようなフォームファクターをお選びの場合も、IOLANシリアル-イーサネットコンバーターはすべて高性能なソフトウェア機能を備えており、IPv6に対応しています。
シリアル-IPコンバーターをお選びの際の考慮事項
7、8、または9ビット形式のシリアル非同期開始/停止文字は、シリアル-IPコンバーターによって受信され、TCPまたはUDPパケットにカプセル化されます。これらのパケットは、リモートのソフトウェアベースのIPソケットアプリケーションや、ネットワーク上のピアシリアル-IPコンバーターに接続された別のシリアルデバイス、またはPerleのTruePortなどの仮想COMポートリダイレクトソフトウェアユーティリティに転送されます。
PerleのTruePort COMポートリダイレクターは、RS232制御信号を含むシリアルアプリケーションにローカルのシリアルCOMまたはTTYポートとして認識されます。これにより、シリアル ベースのアプリケーションは、アプリケーションソフトウェアに変更を加えることなく、IPネットワークやインターネット接続を介して直接通信することができます。TruePortは、Windows、Linux、Solaris、Unixなどの主要なオペレーティングシステムに対応しており、すべてのPerle IOLANシリアル-IPコンバーターに付属しています。
オリジナルのシリアルデータストリームが相手側のエンドポイントで確実に受信されるようにするには、シリアル-IPコンバーターに、高スループットのシリアルデータを処理するのに十分な処理能力があることが重要です。また、データをTCP/IPパケットに適切にパケット化する能力も必要です。Perle IOLANは、低レイテンシーでパケットロスのない、現在市場で入手可能な最速のプロセッサーを搭載しています。
TrueSerialテクノロジーを使用したPerle IOLANは、信頼性の高いシリアル通信を保証し、イーサネット経由でのデバイスプロトコルの整合性を維持する唯一の製品です。
シリアル-イーサネットコンバーター
RAW TCPソケットを使用する
IOLAN シリアル-Ethernetコンバーターまたはリモートホスト/サーバーから開始できるraw TCPソケット接続です。これは、ポイント・ツー・ポイントか、またはシリアルデバイスを複数のデバイス間で共有可能な共有ベースで行うことができます。TCPセッションは、TCPサーバーアプリケーションまたはPerle IOLAN シリアル-イーサネットコンバーターから開始することができます。
RAW UDPソケットを使用する
Perle IOLANは、UDPベースのアプリケーションに使用する場合、ポイント・ツー・ポイントでも、複数のデバイス間で共有する場合も、UDPパケット全体にわたりシリアルデータを転送用に変換することができます。